返信先: Rh(D)式血液型不適合妊娠に対する抗D人免疫グロブリン製剤

#6801
甲斐聡一朗
ゲスト

本件、その後、友人の産婦人科医とも意見交換しました。

フィールドホスピタルの資機材でも妊婦、父親、新生児のRh式血液型検査はできます。
理論上は、フィールドホスピタル環境でも、次回の妊娠におけるRh血液型不適合妊娠の予防を目的として、抗D人免疫グロブリン製剤が役立つと考えたのですが、いかがでしょうか?

例えば、フィールドホスピタルで
●父親Rh D(+)、妊婦Rh D(-)とわかっている場合に、妊娠28週前後で、妊婦に抗D人免疫グロブリン製剤を投与する。
●妊婦Rh D(-)、子供Rh D(+)を出産した場合に、抗D人免疫グロブリン製剤を投与する。

抗D人免疫グロブリン製剤はWHOのEMTのMNCHガイドラインには含まれませんが、WHO Model List of Essential Medicinesには含まれていました。コールドチェーンが必要な医薬品なので、簡単に持って行きにくいという側面もありそうですが、もしフィールドホスピタルを展開した地域で日常的に抗D人免疫グロブリン製剤が使われていて、地元の医療従事者が賛成する場合には使うのもありではと考えました。