輸血:輸血後GVHDの予防策(白血球除去フィルター)

ホーム フォーラム 質問フォーラム(研修までに質問したいことを投稿ください) 輸血:輸血後GVHDの予防策(白血球除去フィルター)

  • このトピックには1件の返信、1人の参加者があり、最後にadminにより6ヶ月、 1週前に更新されました。
2件の投稿を表示中 - 1 - 2件目 (全2件中)
  • 投稿者
    投稿
  • #6789 返信
    甲斐聡一朗
    ゲスト

    野外病院環境の輸血は、全血製剤で、新鮮血が多く、放射線照射が行えず、近親者・血液者からの供血が多いという、輸血後GVHDのリスクがとても高い状況です。
    JDRでは輸血後GVHDのリスクを減らすために、供血者選定に加えて(なるべく近親者を除外する)、白血球除去フィルターのついた自己血採血用血液バッグを使用する計画を考えましたが、この計画はいかがでしょうか。
    日赤 病院ERUでは白血球除去フィルターのご使用は検討されていますか?

    #6803 返信
    admin
    キーマスター

    結論から申しますと、白血球除去フィルターの使用は検討したことがありません。
    使用するとすれば供血者からの採血時ですが、過去の赤十字の災害、紛争いずれのフィールドホスピタルでも資機材には入っていません。
    その理由は、以下が考えられます。
    1. 現地での平時の医療で使用されていない
    2. 白血球除去フィルター付の採取用バッグが高額であること、かつ現地での入手が困難
    3. 過去にGVHDを一度も経験したことがない(日本人よりもヘテロな集団なので確率が少ないからか)

    ただし、EMTのフレームワークの導入で海外からの救援の概念のパラダイムシフトが起こっており(つまりこれまでは現地の医療水準を超えないというのがコンセンサスであったが、WHO-EMTによって、最低基準が必ずしもそうでなくなってきており、医療の質の担保に関して厳しくなってきている)今後検討しなければならなくなるかもしれません。

    このご質問を受けて、日赤が導入した場合、具体的にどうなるかを少し考えてみました。
    日赤としては、現在はフィルターなしの採血バッグを、大阪赤十字病院の輸血部で院内使用分とローテーションしてストックしている(400mL×20本)ので保管にお金がかかっていませんが、フィルター付は高額(価格はフィルターなしの約5倍)かつ病院では使っていないので、ストックローテーションができない、通常フィルター付は病院には販売していないはず(たしか血液センターしか購入できない)といった問題が生じます。本当に導入するなら大阪の血液センターとストックローテーションができるよう協定を結ぶ必要がありそうです。

2件の投稿を表示中 - 1 - 2件目 (全2件中)
返信先: 輸血:輸血後GVHDの予防策(白血球除去フィルター)
あなたの情報:





<a href="" title="" rel="" target=""> <blockquote cite=""> <code> <pre class=""> <em> <strong> <del datetime="" cite=""> <ins datetime="" cite=""> <ul> <ol start=""> <li> <img src="" border="" alt="" height="" width="">