診療所ERU(Emergency Clinic) 2基を熊本赤十字病院とチャンギ空港(シンガポール)保税倉庫に、病院ERU(Emergency Hospital )1基は、要メンテナンスの医療関係を大阪赤十字病院ロジスティクスセンター、メンテナンス不要の資機材は日通茨木倉庫、専門的なメンテナンスが必要な電気関係は、名古屋第二赤十字病院内の日赤愛知災害管理センター棟に保管。
日通シンガポール保税倉庫
診療所ERU(Emergency Clinic) 1基(18 t, 100 m2)を保管。シンガポールは日本よりもチャーター機が確保しやすく、また保税倉庫のため(資機材はシンガポール国外にあるという扱い)、空港から出動時の手続きが簡便、迅速。発災時には、まずここからすぐに必要なもの5tを旅客機貨物で出し、その後日本から輸送したものと合わせてチャーター機で飛ばす。
日赤愛知災害管理センター
病院ERU(Emergency Hospital)は大容量の発電機とトランス、UPS、多数の分電盤とケーブルを使用する。これらは中部プラントと協力協定を結んでいる関係で、電気関係(10 t、29.2 m2)は名古屋第二赤十字病院の敷地にある災害管理センターで維持管理している。
大阪赤十字病院ロジスティクスセンター
医療消耗品や滅菌器材など期限があるものや、精密医療機器など定期的なメンテナンスが必要な資機材(3 t, 40 m2)は大阪赤十字病院に隣接する同院ロジスティクスセンターで管理し、期限が近いものは同院とローテーションし、廃棄の無駄を最小限にしている。検査試薬など極端に期限の短いものは在庫を持たず、同院から持ち出すことになっている。
日通茨木ロジスティクスセンター
病院ERU(Emergency Hospital)の資機材のうち、普段メンテナンスの必要がないテントやベッドなど体積が大きい重量物は名神高速IC横の日通ロジスティクスセンター第二倉庫に保管している。(15.2 t, 160 m2)
熊本赤十字病院倉庫
熊本赤十字病院の地下に診療所ERU(Emergency Clinic )1基(18 t, 100 m2)を保管。実動には海外で保管しているものを出すことが多く、研修時に使用するが、資機材が不足するときにはここに保管しているものも出す。また国内で災害が発生した際にも使用される。